『桐島、部活やめるってよ』 (集英社文庫)
バレーボール部キャプテン、桐島が部活をやめる。
その小さな出来事は、
周囲の高校生たちの自分自身と周りの存在を見つめなおす
些細なきっかけに。
でもそれは、決してここといいものではなく、
苦くて少し気持ち悪くて、でもそこにしか自分を置くことができなくて、
それでも前を向いている。
以前、紹介した『教室内(スクール)カースト』が
小説の中でまざまざと現れます。
今、生きる高校生、かつての高校生、これからの高校生、
すべての人が読める小説ってのも、なかなかないですね。
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