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■さらに深い、武器についての考察
はじめに武器の特徴の中で、ソードは他の武器と違い、種類も多く、PCの筋力に適した装備ができると述べました。それが具体的にどのようなことであるかを説明します。
まずは、各武器の数を一覧にしました。
表.各武器のランクごとの数と総数
※魔法の武器、加工品などは除外
この表で見た時、ソードと投擲の数の多さが目立ちます。ソードについては、これまで何度も述べたとおり、この数の多さがメリットとなります。メリットとなる理由は後述します。投擲に関しては、Aランクから絡み効果のある武器が追加されることと、それ以外に、他の武器で投擲可能なものも含まれるため、数が多くなっています。
スタッフはもっとも数が少ないですが、ここでは魔法の武器や加工品は除外しているため、少なくなっています。スタッフについては、魔法の発動体としての効果のほかに、別の魔法の使用などで効果を発揮するものがあり、それらを活かす際に効果的ですが、いずれにせよ威力が低いためダメージを与える武器としてみる場合、装備する武器としては考えない方が妥当でしょう。
単純に数だけ見れば、ソードが多いことは分かりました。それがなぜ、メリットとなるのかを説明します。武器の数が多いということは、必要筋力の違う武器がたくさん存在することになります。そのためPCに見合った装備を選択しやすいことになるからです。仮に筋力が高くとも、自分の筋力に見合った武器が存在しない場合、必要筋力の低い武器しか装備できず、筋力を最大限活かす出来ない場合があります。それに比べ、ソードは必要筋力の違う武器が多いため、自分の筋力を活かしやすいことになります。
具体的な数値で見てみましょう。下の表は、ソードBランクにおける必要筋力と、合わせて用法、威力を記載した表になります。
表.ソードBランクの必要筋力一覧
この表だけでは、情報が少ないので、合わせて、同じ情報のアックスBランクの表も記載します。
表.アックスBランクの必要筋力一覧
アックスは威力が高き武器ですが、それを後押しするように、必要筋力が高い武器ばかりとなっています。それはダメージの面で考えれば大きなメリットですが、筋力の低いPCにとっては、装備できないデメリットにつながります。筋力が6以下のPC、筋力が10前後のPCにとっては、装備できるアックスが存在しないことになります。
また、スピアやメイスの場合、必要筋力はばらついていますが5刻みのため、こちらもその中間の筋力を持つPC、例えば筋力が12、18などのPCでは自分の筋力に見合った武器を装備できません。
表.スピアBランクの必要筋力一覧
表.メイスBランクの必要筋力一覧
フレイルの場合、威力は高いものの、必要筋力が低い武器が多いため、筋力が低いPCが高いダメージを出す分には有用ですが、筋力の高いPCには装備できる武器が無いことになります。
表.フレイルBランクの必要筋力一覧
ウォーハンマーでは、より必要筋力の差が広がっています。グラスランナーなどでも装備できる武器もありますが、それ以外ではわずか2種類と、他の武器に比べて、より装備できる武器が限定されています。
表.ウォーハンマーBランクの必要筋力一覧
絡み、格闘、射撃武器については割愛しましたが、これで、少なからずソードのメリットは知っていただけたかと思います。ただし、ソードの持つ種類の多さのメリットはこれだけではありません。それが成長に伴い、高ランクの武器を装備するときに現れる内容です。
例えば、筋力10のPCが成長して筋力は12、戦闘特技で武器習熟を取得した場合、ソードであれば、最初はBランクのサーベル(必要筋力10)、成長後はAランクのディフェンダー(必要筋力12)を装備することができます。ですが、アックスであれば最初はBランクのハンドアックス(必要筋力7)、成長後であればAランクのタバルジン(必要筋力13)となり、必要筋力が余ったり、足りなかったりとなります。
もちろん、これはあくまで一例であり、カスタムにより必要筋力は上下±3まで変えることができますので、PC自身の筋力に見合った武器を装備できない状況と言うのは、多くないかもしれません。ただ、数が多ければ多いほど、このような心配はないため、その分ソードは有利と言えます。
■武器についてのまとめ
コストパフォーマンスの面からみれば、ソードは「悪い」武器、スピアがもっとも「良い」武器になります。これは特に単発セッションや少ない回数のセッションでメリットになります。逆に初期作成から長く遊ぶ場合などは、ソードが装備しやすい武器が多いメリットがあります。もしPCの持つ武器に迷ったら、以上のことを踏まえて選んでいただくといいかもしれません。
もう少し補足
・最初に武器習熟を取得した場合、成長後に筋力に見合った武器を装備できない場合があるので、「ダメージを増やしたいが武器の種類は特に決めていない」と言う場合は、全力攻撃や必殺攻撃などがお勧め。
・筋力が10高ければ高ランクの武器を装備できるが、もちろん威力は低い。そのため格闘武器でもなければ無理に高ランクの武器を装備するメリットはない(ランク効果も得られないため)
・ソードは高ランクで必要筋力も高くなると、比例して価格も高くなる。そのため、あえて価格の低い金属鎧を装備し、回避重視にするのも有効。
・アックスは両手用武器が多く、防護点を高めたいPCには不向き。逆にダメージ重視のPCには最適。
・片手用のメイスは必要筋力が低く、筋力の高い盾持ちPCには不向き。両手用メイスは必要筋力が高く、ダメージ重視のPCだと最適。
・スピアは騎乗時にダメージが上昇する武器がある。ライダーに(必要筋力が高いのでファイター推奨)。
・フレイルは高ランクになると、必要筋力も他の武器より高くなる。最初から装備せず、成長してから高ランクのフレイルを装備した方が良い場合もある。
・ウォーハンマーはグラスランナー(のフェンサー)でも装備できる打撃武器。
・絡みは必要筋力が低いため、フェンサーも装備できるが、筋力が低いと引っ張り合いに負けるので注意。
・投擲は必要筋力の低い武器が多く、フェンサーにも装備しやすいため、二刀流の双撃で遠距離から2体の敵への攻撃も可能。
・クロスボウは追加ダメージが固定だが、高ランクになると必要筋力の高い武器が多いため、あえて筋力の高いPCにはクロスボウを装備させるのも有効。
・ガンは射程が長いと必要筋力が高く、エルフなどのPCには装備しづらい。そのため射程の短いガンを装備することになるが、当然、防具も必要筋力が低いと防護点も低くなるため、敵の攻撃に注意が必要。
・データ重視でなければ、イメージで武器を選ぶのが一番「楽しい」。価格が高かろうが両手剣は勇ましいし、ドワーフには斧や鎚が似合う。データを重視することで少なからず戦闘の後押しにはなるだろうけど、そればかりがゲームではない。楽しむことが一番。
はじめに武器の特徴の中で、ソードは他の武器と違い、種類も多く、PCの筋力に適した装備ができると述べました。それが具体的にどのようなことであるかを説明します。
まずは、各武器の数を一覧にしました。
表.各武器のランクごとの数と総数
分類 | ランク | 数 | 総数 | 分類 | ランク | 数 | 総数 | |
ソード | B | 13 | 26 | ウォーハンマー | B | 3 | 9 | |
A | 8 | A | 3 | |||||
S | 5 | S | 3 | |||||
アックス | B | 6 | 12 | 絡み | B | 0 | 8 | |
A | 3 | A | 4 | |||||
S | 3 | S | 4 | |||||
スピア | B | 4 | 14 | 格闘 | B | 2 | 9 | |
A | 6 | A | 5 | |||||
S | 4 | S | 2 | |||||
メイス | B | 4 | 10 | 投擲 | B | 6 | 25 | |
A | 3 | A | 14 | |||||
S | 3 | S | 5 | |||||
スタッフ | B | 2 | 6 | ボウ | B | 4 | 9 | |
A | 2 | A | 3 | |||||
S | 2 | S | 2 | |||||
フレイル | B | 4 | 9 | クロスボウ | B | 3 | 12 | |
A | 3 | A | 6 | |||||
S | 2 | S | 3 |
この表で見た時、ソードと投擲の数の多さが目立ちます。ソードについては、これまで何度も述べたとおり、この数の多さがメリットとなります。メリットとなる理由は後述します。投擲に関しては、Aランクから絡み効果のある武器が追加されることと、それ以外に、他の武器で投擲可能なものも含まれるため、数が多くなっています。
スタッフはもっとも数が少ないですが、ここでは魔法の武器や加工品は除外しているため、少なくなっています。スタッフについては、魔法の発動体としての効果のほかに、別の魔法の使用などで効果を発揮するものがあり、それらを活かす際に効果的ですが、いずれにせよ威力が低いためダメージを与える武器としてみる場合、装備する武器としては考えない方が妥当でしょう。
単純に数だけ見れば、ソードが多いことは分かりました。それがなぜ、メリットとなるのかを説明します。武器の数が多いということは、必要筋力の違う武器がたくさん存在することになります。そのためPCに見合った装備を選択しやすいことになるからです。仮に筋力が高くとも、自分の筋力に見合った武器が存在しない場合、必要筋力の低い武器しか装備できず、筋力を最大限活かす出来ない場合があります。それに比べ、ソードは必要筋力の違う武器が多いため、自分の筋力を活かしやすいことになります。
具体的な数値で見てみましょう。下の表は、ソードBランクにおける必要筋力と、合わせて用法、威力を記載した表になります。
表.ソードBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H投 | 1H投 | 1H | 1H | 1H | 2H | 1H両 | 2H | 1H | 1H両 | 2H | 2H | 2H | 2H | 2H |
必筋 | 1 | 3 | 5 | 8 | 10 | 11 | 13 | 15 | 17 | 18 | 20 | 22 | 24 | ||
威力 | 1 | 3 | 5 | 8 | 10 | 21 | 13 | 23 | 15 | 17 | 27 | 28 | 30 | 32 | 34 |
この表だけでは、情報が少ないので、合わせて、同じ情報のアックスBランクの表も記載します。
表.アックスBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H投 | 1H両 | 2H | 2H | 1H両 | 2H | 2H | 2H |
必筋 | 7 | 16 | 18 | 20 | 22 | 30 | ||
威力 | 12 | 21 | 31 | 33 | 25 | 35 | 37 | 45 |
アックスは威力が高き武器ですが、それを後押しするように、必要筋力が高い武器ばかりとなっています。それはダメージの面で考えれば大きなメリットですが、筋力の低いPCにとっては、装備できないデメリットにつながります。筋力が6以下のPC、筋力が10前後のPCにとっては、装備できるアックスが存在しないことになります。
また、スピアやメイスの場合、必要筋力はばらついていますが5刻みのため、こちらもその中間の筋力を持つPC、例えば筋力が12、18などのPCでは自分の筋力に見合った武器を装備できません。
表.スピアBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H投 | 1H投 | 1H両 | 2H | 1H両 | 2H |
必筋 | 5 | 10 | 15 | 20 | ||
威力 | 10 | 15 | 20 | 25 | 25 | 30 |
表.メイスBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H | 1H両 | 2H | 2H | 2H |
必筋 | 5 | 15 | 20 | 30 | |
威力 | 10 | 20 | 30 | 35 | 45 |
フレイルの場合、威力は高いものの、必要筋力が低い武器が多いため、筋力が低いPCが高いダメージを出す分には有用ですが、筋力の高いPCには装備できる武器が無いことになります。
表.フレイルBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H | 1H両 | 2H | 1H | 1H両 | 2H |
必筋 | 7 | 10 | 12 | 15 | ||
威力 | 12 | 15 | 25 | 17 | 20 | 30 |
ウォーハンマーでは、より必要筋力の差が広がっています。グラスランナーなどでも装備できる武器もありますが、それ以外ではわずか2種類と、他の武器に比べて、より装備できる武器が限定されています。
表.ウォーハンマーBランクの必要筋力一覧
用法 | 1H | 1H | 2H |
必筋 | 2 | 11 | 20 |
威力 | 7 | 16 | 40 |
絡み、格闘、射撃武器については割愛しましたが、これで、少なからずソードのメリットは知っていただけたかと思います。ただし、ソードの持つ種類の多さのメリットはこれだけではありません。それが成長に伴い、高ランクの武器を装備するときに現れる内容です。
例えば、筋力10のPCが成長して筋力は12、戦闘特技で武器習熟を取得した場合、ソードであれば、最初はBランクのサーベル(必要筋力10)、成長後はAランクのディフェンダー(必要筋力12)を装備することができます。ですが、アックスであれば最初はBランクのハンドアックス(必要筋力7)、成長後であればAランクのタバルジン(必要筋力13)となり、必要筋力が余ったり、足りなかったりとなります。
もちろん、これはあくまで一例であり、カスタムにより必要筋力は上下±3まで変えることができますので、PC自身の筋力に見合った武器を装備できない状況と言うのは、多くないかもしれません。ただ、数が多ければ多いほど、このような心配はないため、その分ソードは有利と言えます。
■武器についてのまとめ
コストパフォーマンスの面からみれば、ソードは「悪い」武器、スピアがもっとも「良い」武器になります。これは特に単発セッションや少ない回数のセッションでメリットになります。逆に初期作成から長く遊ぶ場合などは、ソードが装備しやすい武器が多いメリットがあります。もしPCの持つ武器に迷ったら、以上のことを踏まえて選んでいただくといいかもしれません。
もう少し補足
・最初に武器習熟を取得した場合、成長後に筋力に見合った武器を装備できない場合があるので、「ダメージを増やしたいが武器の種類は特に決めていない」と言う場合は、全力攻撃や必殺攻撃などがお勧め。
・筋力が10高ければ高ランクの武器を装備できるが、もちろん威力は低い。そのため格闘武器でもなければ無理に高ランクの武器を装備するメリットはない(ランク効果も得られないため)
・ソードは高ランクで必要筋力も高くなると、比例して価格も高くなる。そのため、あえて価格の低い金属鎧を装備し、回避重視にするのも有効。
・アックスは両手用武器が多く、防護点を高めたいPCには不向き。逆にダメージ重視のPCには最適。
・片手用のメイスは必要筋力が低く、筋力の高い盾持ちPCには不向き。両手用メイスは必要筋力が高く、ダメージ重視のPCだと最適。
・スピアは騎乗時にダメージが上昇する武器がある。ライダーに(必要筋力が高いのでファイター推奨)。
・フレイルは高ランクになると、必要筋力も他の武器より高くなる。最初から装備せず、成長してから高ランクのフレイルを装備した方が良い場合もある。
・ウォーハンマーはグラスランナー(のフェンサー)でも装備できる打撃武器。
・絡みは必要筋力が低いため、フェンサーも装備できるが、筋力が低いと引っ張り合いに負けるので注意。
・投擲は必要筋力の低い武器が多く、フェンサーにも装備しやすいため、二刀流の双撃で遠距離から2体の敵への攻撃も可能。
・クロスボウは追加ダメージが固定だが、高ランクになると必要筋力の高い武器が多いため、あえて筋力の高いPCにはクロスボウを装備させるのも有効。
・ガンは射程が長いと必要筋力が高く、エルフなどのPCには装備しづらい。そのため射程の短いガンを装備することになるが、当然、防具も必要筋力が低いと防護点も低くなるため、敵の攻撃に注意が必要。
・データ重視でなければ、イメージで武器を選ぶのが一番「楽しい」。価格が高かろうが両手剣は勇ましいし、ドワーフには斧や鎚が似合う。データを重視することで少なからず戦闘の後押しにはなるだろうけど、そればかりがゲームではない。楽しむことが一番。
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