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■より深い武器についての考察
ここまでは、各武器の特徴について、簡単な文章と表にしたデータとで紹介しましたが、ここからはもう少し深い武器の話をします。
武器には、以下のデータがあります。
用法;1H、2H、1H両、1H#など、どのように使用するかを示す。
必筋:その武器を使用するために必要な筋力。
命中:その武器を装備することで得られる命中修正。
威力:その武器を装備することで使用するレーティング表の値。高いほどダメージが大きい。
C値:その武器のクリティカル値。低いほどクリティカルしやすい。
価格:その武器を購入するために必要な金額。
それ以外に武器によっては、射程や追加D、最大装填数などがあります。この中でも、威力はいかなる方法によっても変動することがありません。命中やC値、追加ダメージは、魔法や錬技、賦術などで上昇させることができますが、威力だけは武器による固定の値です。そのため、見方によっては威力が高い武器こそ、優れた武器と言えます。
もちろん、威力だけで武器の優劣を決めることはできませんが、少なくともこの値は1つの指標となるのは確かでもあります。そこで、この威力と価格を持って、どの武器がもっともよいコストパフォーマンスを持っているかを、ここでは見ていきたいと思います。
コストパフォーマンスの算出方法:価格÷威力(※)。
この値が低いほど優れたコストパフォーマンスとなります。
(※)簡単な比較のため、余りは繰り下げします。
この計算式で見た場合、もっともコストパフォーマンスの優れた武器は、格闘武器の尻尾と牙になります。この武器は価格0で威力11。もちろんこの内容だけで、この武器が最高の武器とは言えませんが、コストパフォーマンスだけで見れば、申し分ない性能です。ちなみに次いで優れたコストパフォーマンスを持つ武器は、投擲武器のストーンになります。こちらは価格0で威力6、飛び道具である点が特徴です。
表.コストパフォーマンスに優れた武器、上位5
分類 | 名称 | 用法 | 必筋 | 威力 | 価格 | CP! |
格闘B | <尻尾> | 1H# | 1 | 11 | 0 | 0 |
格闘B | <牙> | 2H# | 1 | 11 | 0 | 0 |
投擲B | <ストーン> | 1H投 | 1 | 6 | 0 | 0 |
格闘B | <キック> | 1H# | 0 | 5 | 0 | 0 |
格闘B | <パンチ> | 1H | 0 | 0 | 0 | 0 |
格闘B | <投げ> | 2H | 0 | 0 | 0 | 0 |
単純な計算式だけであれば、コストパフォーマンスは価格が0である武器が最高になります。何せ、計算の結果が0ですから、何より優れたコストパフォーマンスになるのは当然です。ただし、これが実用レベルかと言えば、もちろん違います。尻尾はリルドラケンか、錬技のドラゴンテイルが無ければ使用できませんし、牙についても特定の種族か、もしくは高レベルの錬技が必要です。ストーンは幸いにして、制限はありませんが、これで戦うとすると、あまりにも心許ない威力です。
そこで、これらの武器を除いて見ていくと、以下のような結果になりました。
表.価格0を除いたコストパフォーマンスに優れた武器、上位10
分類 | 名称 | 用法 | 必筋 | 威力 | 価格 | CP! |
ボウB | <ショートボウ> | 2H | 2 | 12 | 60 | 5 |
スピアB | <スピア> | 2H | 15 | 25 | 170 | 6 |
スピア(投擲)B | <ジャベリン> | 1H投 | 5 | 10 | 65 | 6 |
スピアB | <ロングスピア> | 2H | 20 | 30 | 220 | 7 |
ボウB | <ロングボウ> | 2H | 12 | 22 | 170 | 7 |
ボウB | <ノーマルボウ> | 2H | 7 | 17 | 120 | 7 |
スピア(投擲)B | <ショートスピア> | 1H投 | 10 | 15 | 110 | 7 |
アックス(投擲)B | <ハンドアックス> | 1H投 | 7 | 12 | 90 | 7 |
フレイルB | <ライトフレイル> | 1H | 7 | 12 | 90 | 7 |
ボウB | <ヘビーボウ> | 2H | 17 | 27 | 220 | 8 |
スピアB | <ロングスピア> | 1H両 | 20 | 25 | 220 | 8 |
スピアB | <スピア> | 1H両 | 15 | 20 | 170 | 8 |
ウォーハンマーB | <ピック> | 1H | 2 | 7 | 60 | 8 |
威力の低い武器ほど、価格も安いため、必要筋力の低い武器が目立ちますが、その中で、スピアとボウのコストパフォーマンスは圧倒的です。他の武器が威力10前後であるのに比べ、ボウとスピアはいずれも10以上の威力を持ち、高いものであれば25を超えます。
ボウについては、すべて両手用武器のため、先述の通り片手用武器に比べ威力が+10となるため高い威力なのですが、それでも価格の低さがあって、非常に高いコストパフォーマンスを見せています。
スピアについては、データでは他の武器と同じなのですが、こちらはボウと同じかそれ以上の価格の安さのおかげで、抜群のコストパフォーマンスを見せています。
この表で、多少は実用レベルとなる武器のコストパフォーマンスを見せることが出来ましたが、さらに検討を加えるならば、初期作成のPCを基準に考えてみたいとおもいます。初期作成のPCには、所持金として1200ガメルが与えられています。その中から、PCは武器以外に防具やアイテムを購入します。そのため、武器に費やすことのできる金額は、所持金の半分程度となります。仮にその金額を半分の600ガメルと仮定した場合、もっとも高い威力を誇る武器はどれになるか、今度は600ガメル以下の武器で、最も高い威力のものを表にしてみました。
表.600ガメル以下で威力の高い武器、上位10
分類 | 名称 | 用法 | 必筋 | 威力 | 価格 | CP! |
ウォーハンマーB | <マトック> | 2H | 20 | 40 | 440 | 11 |
スピアA | <パラソルスピア> | 2H | 20 | 40 | 600 | 15 |
アックスB | <プローパ> | 2H | 22 | 37 | 490 | 13 |
アックスB | <ヘビーアックス> | 2H | 20 | 35 | 440 | 12 |
メイスB | <モール> | 2H | 20 | 35 | 440 | 12 |
アックスB | <グレートアックス> | 2H | 18 | 33 | 410 | 12 |
アックスB | <バトルアックス> | 2H | 16 | 31 | 360 | 11 |
スピアB | <ロングスピア> | 2H | 20 | 30 | 220 | 7 |
メイスB | <ヘビーメイス> | 2H | 15 | 30 | 330 | 11 |
フレイルB | <ヘビーフレイル> | 2H | 15 | 30 | 340 | 11 |
スピアA | <アールシェピース> | 2H | 15 | 30 | 480 | 16 |
やはり威力の高い両手武器が並びました。その中でも、威力40のマトック、パラソルスピアは非常に優秀です。マトックは武器習熟が無くとも装備できる分、命中力にー2のペナルティ修正がつくため、命中力を錬技や魔法で高めることが必要です。パラソルスピアは武器習熟が必要ですが、マトックよりも命中させやすい特徴があります。ブローバはこの中で最も必要筋力が高く、命中力にペナルティが無いため、筋力の高いPCが装備する武器として最適です。
また、コストパフォーマンスから見ても、600ガメル以下の価格からみても、並ぶ武器の中で、ソードは登場しません。そのため、ソードと言う武器が他の武器に比べて効果で、コストパフォーマンスの高い武器であることが分かります。同様にクロスボウも登場しませんでした。こちらも他の射撃武器と比べ効果であることが分かります。ただしクロスボウについては、先述の通り、追加ダメージが固定であるため、筋力の低いPCでも高いダメージを期待できることと、他にも射程が長いという特徴があります。
ここまでの結果、ソードのメリットは皆無とも取れますが、単一の武器のデータでは図ることのできないものがあります。それが次に説明する種類の数になります。
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