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  バード技能は、敬遠されている節があるように思えまして、私の身近な中での話だけかもしれませんが、ともかくバード技能を使ってもらうため、活用方法を紹介しようと思います。まず、バード技能のメリットとデメリットを。
■メリット:
 MPなどのコストなしに支援・妨害が可能。
 技能レベル×10mの効果範囲の距離が広い。
■デメリット:
 敵味方の識別が困難。
 支援に関しては他の技能(魔法や鼓咆)で置き換え可能。
 戦闘中に使用しても敵を倒すことは容易にできない。
 冒険中に使用できる機会が限定的。
 
 このようにデメリットがメリットより上回っているから使ってもらえないからですが、少し技能の取り方を工夫すればメリットがデメリットを上回ると考えています。

  バード技能のメリットを見直す
  バード技能で扱う呪歌は、主動作で行い、そのあとは使い続けなければ効果は途切れてしまう。そのため、魔法であれば一度使用すれば次のラウンドには違う魔法を使用することが可能で、多彩な行動が可能です。そのあたりも呪歌のデメリットと言えますが、逆に言えば、魔法を使用後に呪歌を使用すれば、小同じ効果を累積させることができます。さらにそこに、補助動作で使用できる鼓咆を加えれば一層効果は高まります。
 また、敵味方の識別が困難とデメリットのところで上げましたが、5ランクの鼓咆【勇壮なる軍歌】を使えば、敵味方の識別が可能になります。ただ、その場合に呪歌と鼓咆の効果の累積はできなくなります。ですが、呪歌は精神効果属性(弱)となっています。そのため、効果を及ぼさない敵は多くいます。具体的には、植物、アンデッド、魔法生物。種類で見れば、9種類のうちの3種類、3割。当然、モンスターによっては種類ごとの数は違いますが、それでも効果を及ぼさない敵がいることは、支援効果のある呪歌を使うとき、敵を気にしなくてよくなります。

  バード技能の取得例
  初期作成では、まずバード技能2レベル、味方の命中力を高める【モラル】と、精神抵抗力を高める【レジスタンス】か、回復を行える【ヒーリング】か【ビビッド】のいずれかを選択します。将来的に【勇壮なる軍歌】の取得を見越して、ウォーリーダー技能を1レベル、選択する鼓咆はどの系統にもつながるように【神速の構え】か【堅陣の構え】を選択。そして支援効果が高く、攻撃・回復も可能なコンジャラー技能を取得します。戦闘特技は《魔法拡大/数》にして、操霊魔法を使いやすく。
  これで支援効果としては、いささか控えめですが、初期作成であっても多様な支援が可能で、先制力もあり魔法攻撃も可能です。

  バード技能を取得したキャラクターの成長
  それでは、もう少しバード技能を取得したキャラクターについて見ていきましょう。
  初期作成でできたことは、
    ・【モラル】による命中力の強化
    ・操霊魔法のエンチャント・ウェポンによる物理ダメージ上昇、
  プロテクションによる被ダメージの減少、スパークによる範囲攻撃
    ・それに【レジスタンス】があれば、精神抵抗力の強化
      【ヒーリング】があればコスト無しのHP回復
  【ビビッド】であればコスト無しのMP回復
    ・ウォーリーダー技能+敏捷力ボーナスでの先制力
  いずれも威力、効果は控えめで、冒険集の活躍は限られますが、戦闘においてはパーティー全体の支援が可能です。
  それに加え、成長を重ねることで、よりたくさんの効果を選べ、重ねることができるようになります。
  パーティーで命中判定を行うキャラクターが多い場合は、ウォーリーダー技能を2レベルにして2ランク鼓咆で命中力を強化するものを選びましょう。そうでない場合、回復や精神抵抗力を強化できるようにコンジャラー技能を2レベルにするとよいでしょう。
  いずれの技能も2レベルになれば、次にバード技能を3レベルにして、ペットを持ちましょう。その際に選ぶ呪歌は、【レジスタンス】【ヒーリング】【ビビッド】のいずれか、選んでないものを推奨します。特にパーティーに魔法使いが多いなら【ビビッド】の選択は早いほうが良いでしょう。
  
  この後5レベルになるまではパーティーの構成に合わせて、技能や呪歌、鼓咆を取得してきますが、コンジャラー技能に関しては、序盤から中盤にかけてみれば、2レベルでも支援魔法はそろっていますので、急いで上昇させる必要はありません。メインをバード技能にして、それに追随するようにウォーリーダー技能を上昇させれば十分です。
  もしコンジャラー技能を3レベルしたいなら、それより先にウィザード技能を2レベルまで取得して、生命抵抗力を上げるバイタリティや、深智魔法のタフパワーを使えるようにすれば、より支援能力は高まります。
  ちなみに、3~4レベル帯で行える支援は、
  ・命中力を上げる構成であれば、【モラル】と鼓咆で命中力+2(ファナティシズムを使えば+4!)に、それに加え、エンチャント・ウェポンかファイア・ウェポンでダメージ+1or+2
  ・精神抵抗力を上げる構成であれば、【レジスタンス】と鼓咆、カウンター・マジックで精神抵抗力+5!
  となります。
 呪歌で、防護点やダメージを上げる手段はないですが、それらの魔法や鼓咆とは別に、命中強化や精神抵抗力強化(あるいは命中力の減少や回避力の減少の妨害)が可能ですので、成長するごとに多岐にわたる活躍が見込めます。

 バード技能をメインに成長させ、5レベルに到達すれば、戦闘特技《ハーモニー》の出番です。この戦闘特技は、ペットとキャラクターが同時に呪歌を使用できますので、それまでは1つしか使えなかった呪歌が2つ同時に扱えるようになります。ただし、その時の呪歌の効果範囲は、ペットによる呪歌と同じ10mと非常に距離は短くなりますので、身の危険を感じる場合は、呪歌の使用を1種類にとどめるなど、注意は必要です。

 また、バード技能のアイテムは、必須のものは楽器とペットぐらいですが、効果的なアイテムは複数あります。〈噪音の笛〉、〈メイシャの羽飾り〉は妨害系の呪歌の達成値を上昇させ、〈運命の楽譜〉はいくつかの呪歌の威力を上昇させます。前者は10,000ガメル未満と、後者は呪歌の強さごとに値段が変わりますが、金属鎧や騎獣、アルケミストカードなどに比べ低価格な代物ですので、成長に合わせて購入でき、費用に困ることはないでしょう。

 なお、バード技能に適した種族でいえば、精神力が抜群に高いグラスランナーになります。ただ、ここで紹介した技能構成ではコンジャラー技能を必要としますので、MPなしのグラスランナーは適しません。そのため、この紹介文に合わせるのであれば、エルフ、ドワーフ、フロウライトが適任です。
 もしグラスランナーのバードにするのであれば、ここで紹介したコンジャラー技能の取得は変えて、アルケミスト技能による支援・妨害をするか、ルールブックⅡのようにシューター技能を選んで呪歌を使用しないときは攻撃役もできるようにするといいでしょう。

  バード技能の活用についてのまとめ

■種族は、エルフかドワーフかフロウライト
■技能は、バード2コンジャラー1、ウォーリーダー1
■戦闘特技は、《魔法拡大/数》
■呪歌は、【モラル】and魔法使いが多いなら【ビビッド】、HP回復役が足りないなら【ヒーリング】、精神抵抗力を高めたいなら【レジスタンス】
■鼓咆は、【神速の構え】or【堅陣の構え】
■最初の経験点で上昇させるのは、回復役が必要ならコンジャラー2レベル。支援効果を高めたいならウォーリーダー2レベル(鼓咆は【怒涛の攻陣Ⅱ:旋風】or【強靭なる丈陣Ⅱ:いずれか】)。
■冒険者レベル5以上になれば、鼓咆【勇壮なる軍歌】で妨害系の呪歌を使用したり、《ハーモニー》で2つの呪歌を同時使用したりするなど、状況に応じて行動を選択する。


★注意:PCが3人以下の場合、1人が完全に支援役に回ると冒険や戦闘に支障が出るため、その場合はバード技能の取得は見送ってください。ただし、プレイヤーの合意があれば、その限りではありません。何せ、TRPGは自由ですから。それを言うなら、ここで紹介した構成だって無視してもらってもよいのですが、バード技能の活用を考えた限りでは、推奨できる1つの答えと自負しております。

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